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忙しい方のための要約
SofaScore 6.5 / FotMob 6.4
久保がイエローカードをもらう場面は、相手の激しいプレスに対してファウルで止める、あるいは自分が無理なチャレンジをする——いずれも、試合の流れの中で選手がある種の限界を超えた瞬間を示している。今試合の文脈でそれがどの場面だったかは映像なしには判断できないが、SofaScoreの6.5という評価は「それも含めた総合評価」だ。この差がどこから来るかを考えると、ゴール・アシストがなかったことに加えて、イエローカードと56分での途中交代という形での「不完全性」が評価を押し下げたと読める。
4月26日のラ・リーガで久保建英はレアル・ソシエダの一員として先発出場したが、56分でイエローカードを受け交代でピッチを離れた。SofaScore6.5・フォトモブ6.4という採点は、シーズン全体の過去平均6.9を下回る内容だった。
56分という試合時間が語る「未完成の試合」
ラ・リーガの試合で56分交代というのは、先発出場しながらも十分に自分のプレーを表現しきれなかった試合を意味することが多い。後半開始から10分余り、試合の流れが掴めてきたところでのイエローカードと交代——この展開は、久保にとって消化不良の一戦だったと言わざるを得ない。
今試合では30本のボールタッチを記録しており、絶対的な関与量という点では試合から消えていたわけではない。しかしパス成功率81.3%、シュートブロック1回という数字を見ると、攻撃の局面では思い切った仕掛けよりも安全なプレーを選んだ場面が多かったことが窺える。
イエローカードが意味する局面の「限界」
デュエル勝率50%——4勝4敗という均衡した対人記録の中で、どこかで力任せの対応が出てしまったのか、あるいは戦術的な判断ミスがあったのか。イエローカードの場面は試合の流れを変える契機になる。交代を選んだ監督の判断からも、この一枚がチームの戦術的なリスクとして判断されたことがわかる。
久保がイエローカードをもらう場面は、相手の激しいプレスに対してファウルで止める、あるいは自分が無理なチャレンジをする——いずれも、試合の流れの中で選手がある種の限界を超えた瞬間を示している。今試合の文脈でそれがどの場面だったかは映像なしには判断できないが、SofaScoreの6.5という評価は「それも含めた総合評価」だ。
過去平均6.9との乖離が示す「足りなかったもの」
SofaScoreでの過去平均6.9に対して今試合の6.5は0.4ポイントのビハインド。フォトモブの6.4も同様だ。この差がどこから来るかを考えると、ゴール・アシストがなかったことに加えて、イエローカードと56分での途中交代という形での「不完全性」が評価を押し下げたと読める。
シーズン終盤のラ・リーガで、ソシエダが最終的に何位でシーズンを終えるかという問いの中で、久保がどれだけのパフォーマンスを維持できるかが問われている。今試合の6.4・6.5という数字は「悪くはないが、良くもない」——そのリアルな現在地を示している。
次戦への問い——56分の続きを
シーズンの残り試合は限られている。56分でピッチを離れた今試合の不完全燃焼を、久保がどう消化して次戦に向かうか。過去平均を下回る試合が続くのか、それとも本来の「6.9」以上のパフォーマンスを取り戻すのか。
プロの選手にとって、調子の波や試合ごとの違いは不可避だ。大事なのは今試合の結果に引きずられずに、次の90分を全うすることだと筆者は考える。久保建英というタレントが、この程度で止まるとは思えない。56分の続きは次の試合で示されるはずだ。
蹴太のひとこと
個人的には、56分でイエロー受けて交代という流れは、シーズン終盤の久保のフラストレーションがそのまま数字に出た試合だと感じる。30タッチ+パス81.3%とプレー量はあったが、決定機を作る位置に入れなかった。次節は前を向いて受けられる回数だけを観点にしたい。