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忙しい方のための要約
SofaScore 6.7 / FotMob 6.5
パスは11/13の高い成功率で、ボールを持った局面では丁寧なプレーを見せた。これは短時間出場でのゴール前の機会の少なさと、セビージャの守備の堅さを反映している。デュエル勝率は60%と高く、局所的な1対1では互角以上に戦えているが、それが最終的な結果につながらなかった。
ラ・リーガ第34節のセビージャ戦に途中から32分間出場した久保建英は、複数の評価媒体から過去平均近辺の採点を受けた。チームは0-1の完封負けを喫し、ソシエダは3試合連続で勝利から遠ざかっている。
5月5日、セビージャのホームで行われたこの一戦は、残留争い真っ只中の相手への難しいアウェイゲームだった。18位に沈んでいたセビージャにとって、ホームでの勝利は絶対条件。そのプレッシャーが試合全体を覆い、ソシエダは相手の守備的な組織と情熱に押し込まれる展開になった。久保はベンチスタートで、後半から投入された。
32分という出場時間での数字を読むと、タックル2回という守備への積極性が目に入る。1点を追う状況での投入だけに守備よりも攻撃での仕事が期待されるが、相手がブロックを固めた中でスペースへのアクセスが難しく、ボールタッチは21回にとどまった。パスは11/13の高い成功率で、ボールを持った局面では丁寧なプレーを見せた。
最終的に得点やアシストへの直接関与は引き出せず、xGもxAもほぼゼロに近い数値で試合を終えた。これは短時間出場でのゴール前の機会の少なさと、セビージャの守備の堅さを反映している。デュエル勝率は60%と高く、局所的な1対1では互角以上に戦えているが、それが最終的な結果につながらなかった。
媒体間の採点差はわずかで、大きな議論を生むような試合内容ではなかった。前後を含めた直近5試合を振り返ると、4月23日に90分出場して高い評価を受けた試合を除き、32分~56分という短時間起用が続いている。先発固定とならない現状が続いており、W杯本大会直前のこの時期に蓄積できる実戦経験の量に懸念が生まれる。
ソシエダにとっても厳しい時期が続いている。8位という順位からヨーロッパカップ出場圏への返り咲きを狙うには、残り節での巻き返しが不可欠だ。久保が先発を取り返し、継続出場の中でゴールやアシストを積み上げることが、チームの立て直しと個人の評価回復を同時に実現する最短ルートだろう。今後の起用形態に注目したい。
蹴太のひとこと
自分としては、4月23日90分→4月19日32分→4月26日56分→今節32分という起用波が今の久保の本質的な問題だと思う。短時間起用が続くと試合勘もコンディションも代表でのフルパフォーマンス予測が立たなくなる。次節は得点関与より「先発か途中出場か」のほうを基準に観たい。