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朝刊

久保建英 アイスランド戦採点比較——FM7.5の根拠と本日オランダ戦での役割拡大

久保 建英 (レアル・ソシエダ / ラ・リーガ) 💬 0

忙しい方のための要約

SofaScore 6.8 / FotMob 7.5

SS6.8とFM7.5——0.7差を生んだ評価モデルの差 SofaScore(SS)の評価と FotMob(FM)の評価に0.7という開きが生じた。FMのモデルは「期待アシスト(xA)」「チャンス創出への関与」といった、ゴールの直接前段階を評価する指標への比重が大きい。前半36分に久保が右ハーフスペースから繰り出した縦パスは、FMの期待値モデル上で高い評価を得たとみられる。

久保建英が5月31日のアイスランド戦でプレーし、SofaScoreがほぼ平均水準の評価をつける一方、FotMobが今季平均を大きく上回る評価を記録した。両媒体の差は0.7に達しており、その根拠として注目されているのが前半36分に繰り出した右ハーフスペースへの縦パスだ。本日のW杯オランダ戦では遠藤航の離脱により中盤の配球役の一角を担う可能性があり、この採点差が指し示す「プレーの質」が改めて問われる。

SS6.8とFM7.5——0.7差を生んだ評価モデルの差

SofaScore(SS)の評価と FotMob(FM)の評価に0.7という開きが生じた。今季クラブでの平均(6.8)と照らすと、SSはほぼ平均値内、FMは平均を0.7上回るという結果だ。

FMのモデルは「期待アシスト(xA)」「チャンス創出への関与」といった、ゴールの直接前段階を評価する指標への比重が大きい。前半36分に久保が右ハーフスペースから繰り出した縦パスは、FMの期待値モデル上で高い評価を得たとみられる。ボールの角度・速度・受け手の状況を組み合わせた期待値計算において、このパスはチャンス創出に直結するプレーとして記録された可能性が高い。

SSはシュート数・パス試行・ゴール直接関与といった指標群で評価するため、このパス1本が数字に大きく反映されるわけではない。ゴールやアシストへの直接貢献がなければSSの上振れは起きにくく、今回の6.8はほぼ「平均的な試合をした」という評価だ。FMが同じ試合に7.5を付けたことは、「結果以前のプロセス」を評価するモデルの差が如実に現れた事例と言える。

前半36分の縦パスが評価された理由

右ハーフスペースへの縦パスという形は、久保の持ち味と密接に結びついている。ラ・リーガ(レアル・ソシエダ)での今季を通じて、久保はハーフスペースを縦に割るパスの精度と判断速度を磨いてきた。この種のパスは相手守備ラインと中盤ラインの間の急所を突くプレーであり、FMのモデルが「チャンス創出に高い期待値を持つアクション」として評価しやすい。

アイスランド戦という試合の文脈でも、守備的なアイスランドに対して中盤を省略して前線へ縦パスを通すプレーは効果的な崩しの手段として機能しやすかった。日本代表の攻撃の中でこのパスが生まれた局面は、試合の流れを変えうる質のシーンとしてFMに記録された。

ただし、このパス1本がFM7.5という高評価を生んだとするのは少し単純化しすぎだ。他にも複数のプレーが総合的に評価された結果としての7.5であり、36分の縦パスはその中でも際立ったシーンとして引用されるものだ。

今季の立ち位置と遠藤離脱が生む文脈

レアル・ソシエダでの今季、久保は右サイドでの縦突破に加えて中央でゲームメイクに関わる機会も増えた。プレー幅の広がりは今季の重要な変化のひとつであり、代表での起用法にも影響を与えている。

遠藤航の代表引退・直前離脱という状況は、久保の役割をより複雑にした。遠藤が担っていた中盤でのボール奪取・捌き・プレス誘導という機能を誰かが補う必要があり、久保はより後方への関与を求められる局面が増える可能性がある。アイスランド戦での36分縦パスという「中盤を経由した崩し」は、この文脈でも再評価される意味を持つ。

本日オランダ戦での評価軸

本日のオランダ戦は、久保にとってW杯グループリーグにおける最初の評価場面となる。オランダ代表はデ・ヨング・ガクポ・ヴァイナルダムといった世界トップクラスのポジション間を縦断する選手を擁する。久保の右ハーフスペースからの縦パス・ドリブル突破・守備時の中盤カバーが機能するかどうかが、アイスランド戦の採点差を「準備期間の記録」として確定させるか否かの分岐点だ。

FMが今季平均を大きく上回る評価を付けたアイスランド戦での「質」を、より難度の高い相手に対して再現できるかどうか。キーパス本数・デュエル勝率・xAといった指標での結果が、今日以降の久保の採点比較記事の基準値を書き換える。

蹴太のひとこと

自分としては、FMとSSの0.7差は「結果以前のプロセス評価」の差として典型的な事例だと思う。前半36分の右ハーフスペース縦パスというシーンは、守備ブロックを崩す期待値を内包したプレーとしてFMのxAモデルに高く評価されたとみられる。SSが平均値内(6.8)にとどまったのはゴール・アシスト直接貢献がなかったからだ。本日のオランダ戦で遠藤不在の中盤を補う役割を担い、キーパス5本超・xA0.15以上に到達できれば、アイスランド戦でFMが付けた数字を超える評価が出てくる可能性が高い。

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