海外日本人サッカーハブ

JST--:--:-- / EU--:--:--

← 海外日本人ニュース一覧に戻る

国内 フットボールチャンネル / 2026-07-01 02:00:49

「差があったと思います」堂安律が認めたブラジル代表戦の現実。日本代表が直面した世界との差の正体とは【北中米W杯コラム】

原題: 「差があったと思います」堂安律が認めたブラジル代表戦の現実。日本代表が直面した世界との差の正体とは【北中米W杯コラム】

対象選手: 堂安 律

翻訳本文

サッカー日本代表 堂安律【写真:Getty Images】 世界屈指の強豪を相手に先制点を奪い、あと一歩のところまで追い詰めながらも、最後に突きつけられたのは、埋め切れない「差」という現実だった。選手たちが敗戦の中で見つめたのは、悔しさだけではない。日本代表が世界の頂点を目指すうえで、何が足りず、何を伸ばしていくべきなのだろうか。(取材・文:河治良幸)[1/2ページ] 「差があったと思います」 サッカー日本代表 堂安律【写真:Getty Images】 延長戦まであと一歩というところで、日本代表の夢は絶たれた。自陣でのミスからボールを奪われ、最後はガブリエウ・マルティネッリに決勝点を許して2-1で逆転負け。 ブラジル相手に先制し、最後まで食らいついた戦いは決して悲観する内容ではなかった。しかし、試合後に選手たちが口をそろえたのは「惜しかった」ではなく「差があった」という現実だ。 その事実を最も率直に表現したのが堂安律だった。 「差があったと思います。決定機と、チャンスの数と、すべてのところで」と堂安は敗戦を受け止める。試合は1点差だったが、90分を振り返れば、ブラジルが主導権を握る時間は長く、後半には相手が戦術を修正すると、日本は最後までその変化に対応し切れなかった。 前半は確かに日本が5-4-1のブロックをベースにブラジルの攻め手を封じながら、シャドーの伊東純也と前田大然のスピードを活かしてチャンスを作った。前半のハイドレーションブレイク後にはラインを上げて、佐野海舟の鮮やかなボール奪取から先制点に繋がった。 ブラジルもミドルシュートで日本ゴールを脅かすシーンはあり、GK鈴木彩艶の存在が無ければ、そこからゴールが生まれていた可能性もある。しかし、全体としては日本ペースで前半を終えた。 「対応しきれないまま…」 ブラジル代表の猛攻を受けたサッカー日本代表【写真:Getty Images】 しかし、カルロ・アンチェロッティ監督は勝利のために、効果的な策に打って出る。ヴィニシウスがサイドに張る形へと立ち位置を変えると、日本がダブルチームで対応した背後をシンプルに使い、無理なドリブル勝負ではなく、最適な判断を積み重ねて押し込んできた。 「後半は特に彼らは隙のないチームだった」と堂安。個の能力だけではなく、試合をコントロールする成熟度でも世界との差を痛感させられた。 上田綺世もその変化に対して「対応しきれないまま失点してしまった」と振り返る。 言い換えれば、ブラジルがある意味、王者のプライドを捨ててでも勝率の高いプランにシフトしてきたと言えるが、上田は「どんなにクオリティが高いチームでも、結局はシンプルにクロスを上げてくる。それが日本にとって一番嫌な形」と、日本代表の課題を改めて指摘した。 もちろん日本も後半、攻撃面で何もできなかった訳ではない。1トップを務めた上田は前半はなかなか縦パスを収めて起点になるシーンを作れなかったが、後半は鈴木彩艶からのロングボールを収める形を修正すると、そこから味方の上がりを引き出し、何度かチャンスを生んだ。 しかし、全体としてサイドからどんどん押し込まれる状況で、森保一監督も完全な5バック化に踏み切ったことで、前への攻撃の厚みは無くなった。 勝負を分けたのは… ブラジル代表 ガブリエウ・マルティネッリ(左)とエンドリッキ(右)【写真:Getty Images】 後半に出た両チームの差は戦術面だけでなく、交代カードの効果という部分でも表れていた。ネイマールこそ出場しなかったものの、後半開始から投入されたエンドリッキ、後半アディショナルタイムに決勝点を記録したマルティネッリが、4-3-3から4-4-2気味にシフトしたブラジルの攻撃に効果を与えた。 中盤の要であり、同点ゴールを決めたカゼミーロがファビーニョに交代したのは足の痙攣が理由と考えられるが、決勝トーナメントの勝負どころで、やはり選手層の差は出てしまったと言える。 メンターの一人としてチームに帯同した吉田麻也が指摘するように、南野拓実や三笘薫の負傷による欠場、さらには久保建英が大会中に膝を痛めるなど、特に二列目の戦力が苦しくなる中で、本来はゲームチェンジャーになるべき伊東や前田をスタメンで起用した時点で、ベンチのやりくりが難しくなるのは確かだ。 追加招集のFW町野修斗が、2大会目にしてようやくW杯のピッチに立てたことは喜ばしいが、鎖骨の負傷から復調途上だった鈴木唯人、ロス世代の後藤啓介、塩貝健人という選手たちが、この重要局面で送り出されなかったという事実は重い。 堂安は「負けるべくして負けた試合だったかなと思います」と厳しく総括した。一方で、日本がここまで積み上げてきたものを否定したわけではない。 「カタールから大きな進歩を遂げた日本代表だった」と認めながらも、世界の頂点へ届くには、まだ越えなければならない壁があることを受け止めた。 上田もまた「ダークホースではなく、優勝候補と呼ばれる国になるためには、個のレベルアップが必要」と日本サッカー全体の未来を見据えた。 これからの日本代表に必要なもの FIFAワールドカップ2026 focus football サッカー日本代表 ブラジル代表 北中米W杯 堂安律 森保一

原文はこちら ↗ / 選手詳細へ

編集部コメント

関連データ

海外サッカーでプレーする日本人選手の所属・成績・採点をまとめて確認できます。

比較データ

比較データは準備中です。

次の試合

試合データなし

関連記事